雙葉中学(2020年 算数 問4)

問題分析

難易度:A~B
(2)「分子が3の分数」⇒「3で約分されない」⇒「分母が3の倍数ではない」と変換できたか確認しましょう。
(3)は既約分数で分子に5の倍数があるものを丁寧に調べましょう。「一の位から0が何個続くか」という典型問題ですので「25」に注意して。

問題

(1)71グループには、何個の分数が並んでいますか。(式と計算と答え)

(2)420グループまでに、分子が3の分数は何個ありますか。(式と計算と答え)

(3)20グループから30グループまでの分数について、分子だけをすべてかけます。その数は、5で何回割り切れますか。割り切れるとは、商が整数で、余りが0になることです。(式と計算と答え)

解答

(1)24個 (2)279個 (3)36回

解説

(1)

71グループの分母は「72」
72=2×2×2×3×3
よって分子が「2または3の倍数」は約分できる。
72÷2=36
72÷3=24
72÷6=12
36+24-12=48個 約分ができるから
既約分数は
72-48=24個

(2)

「分子が3」ということは3で約分されていないということなので「分母は3の倍数ではない」ということ。
420グループまでだから分母は「2~421」の420個。
このうち「3の倍数でない」数の個数を求めればよい。
*分母が「2」に分子が3の分数はないことに注意して
420÷3=140個
420-(140-1)=279個

(3)

20グループから30グループ⇒分母は「21~31」
それぞれのグループにある分子が5の倍数の既約分数を求める。
分子が「25」の場合は5で2回割れることに注意して。


分母⇒分子
21⇒5,10,20(3回)
22⇒5,15(2回)
23⇒5,10,15,20(4回)
24⇒5(1回)
25⇒なし
26⇒5,15,25(4回)
27⇒5,10,20,25(5回)
28⇒5,15,25(4回)
29⇒5,10,15,20,25(6回)
30⇒なし
31⇒5,10,15,20,25,30(7回)

3+2+4+1+4+5+4+6+7=36回

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