偏差値30台でご入塾(新6年生の2月)→9月より当塾のみに切り替え、偏差値53の学校にご進学

2022年2月2日、 我が家の中学受験は 「娘が熱望していた学校」からご縁を頂き終えることができました。
ただ、その学校は御三家でもなければ、 難関校でもありません。 世間では中堅校と言われている学校です。 しかし、 この合格を獲得するレベルにまで成長した娘を誇らしく思い、また、ここに至るまで一緒に伴走をしてくださったM-Apesの両先生には感謝の気持ちが尽きません。

今回、M-Apesを卒業するにあたって、最後にこれまでの日々を少し振り返ってみたいと思います。

我が家の振り返りは、 偏差値をあげる効果的な勉強法をお伝えすることはできませんが、あきらめそうになりながらも日々格闘をされていらっしゃるご家庭が 「これなら我が家でもいけるかも」 と少しばかり希望をもって頂けるものかもしれません。

1. 受験迷子のための個別指導塾
最初にM-Apesのことを知ったのは5年生の10月でした。 大手進学塾が誇るスパイラル教育のスピード感にまったくついていくことができず、 闇の中を彷徨っていた我が家の目を引いたのは 「受験迷子のための個別指導塾」 というフレーズでした。
「まさに我が家のための塾なのでは? こちらにお世話になりたい!」と直感的に思い、 すぐに相談メールを送りましたが、 生憎の満席状態。 ただ、 幸運なことにその年の受験が終わった2月から、 最後の1年間お世話になることができました。

ちなみに、どの程度の迷子状態だったかと言えば… ご披露するネタは枚挙にいとまがありません。 その1つが0点事件! あれは、5年生の夏に受けた大手進学塾の組み分けテストでした。
本人も手を抜いたわけではないのでしょうが、 算数がなんと0点!リアルのび太くんか? と笑い飛ばすしかありません。 しかも弱点は算数だけではなく偏差値はどれもほぼ毎回30台。

「ボリュームゾーン」 が憧れの状態でした。

こんな娘が、 最終的に熱望していた学校 (偏差値では首都圏模試60超 四谷大塚50超) から合格をいただくという 「大金星」 をあげられたのも、 M-Apesの先生方が迷子から救ってくださったからです。

しかしながら、 M-Apesにお世話になってから順調に成績が上がったかといえば… そんなきれいな展開は待ちうけてはおらずずっと格闘の日々でした。 模試の判定では合格率 30%未満から一度も脱却できず、 12月の模試でも偏差値は10近く不足していました。 もしかしたら、この熱望校と少しは勝負ができるかも?と思えるようになったのも1月の後半になってからです。 そこまで辿り着けたのは、 先生方の繰り返しのご指導と 「熱望校への憧れ」 を最後まで持ち続けたことが要因だったのではないかと思っています。

2. 熱望校への憧れ
4月、 模試の試験中に行われた保護者会で「合格を勝ち取る子の共通点の1つは、 行きたい学校に何度も足を運んでいることです。」 といった話を聞きました。 なるほど! これこそ親の役目だ! と思った私はそこから学校主催のイベントを頻繁にチェックし、そして申込サイトとの格闘を繰り返しました。

すでに6年生のため、 多くの学校を対象とするのは無理でしたので、チェックする学校は絞りこみました。 コロナ禍での難しさも重なりましたが、 学校説明会 体験授業 クラブ活動見学・校内見学ツアー 学園祭 (Zoom) ・模試での受験など、 特に熱望校では参加できそうなイベントはすべて申込みました。 これらのイベントへの参加を通じて、 娘の熱望校への情熱はどんどん高まっていったと感じています。 ただ、 順調に高まる情熱に偏差値が追いつかず、 何度も親の心は折れそうになり、 第一志望校の変更を促したことは一度や二度ではありませんでした。 しかし、娘は 「うーん、、、 でも、やっぱりこの学校に行きたいんだ」と、日頃は見せない拘りを示して、最後まで譲りませんでした。 それほどまでに娘の心を掴んだ学校と出会えたことは幸せなことだったと思いますし、この執念めいた気持ちと合格は無縁ではなかったと思っています。

3. 勉強面で意識したこと

学校への憧れを高めるだけでは合格に辿り着けません。 合格を勝ち取るためには偏差値を上げることが必要ですが、我が家で意識していたことは 「常識に囚われないこと」 と 「選んだ塾をとにかく信じること」 でした。

世間では「夏までに基礎を固めて、秋からは過去問演習、 模試では立ち位置を確認して、年明け以降は新たな問題には手をつけず仕上げの調整」といった話を耳にしますが、 我が家は秋でも冬でも基礎を繰り返し、 1月の最終週まで未対応の過去問演習をやっていました。

小学生の成長は個人差が大きいと思っています。 理解が早い子もいれば、ゆっくり成長する子も当然います。 従って、 理想的なモデルケースはあくまでも一つの参考であり、 我が子にあったペースで進めていくのも一つの方法だと信じていました。 事実、 ゆっくり成長した娘は最後の1日まで成長を続けた実感があります。

また、 M-Apesを選んだからには、 技術的なことだけでなく、理念まで含めて塾を信じました。 両先生方が与えてくださる教材、連絡ノートやブログに書かれていること、 お宝ノート作りなどなど、必死にくらいついていきました。 そんなM-Apesを信じて本当によかった、 いまはそんな気持ちでいっぱいです。

受験が終わって、 娘は4月からの中学校生活に胸をときめかせています。 憧れた校舎・授業・クラブ活動を通じて、どんな経験を積んで、どんな成長をしていくのか、 私たちも楽しみです。

中学受験は 「親子で行う最後の共同作業」 なんて言われますが、我が家の受験は共同作業なんて生優しいものではなく、家総動員での格闘でした。 でも、そんな日々が娘を成長させてくれて、中学受験をやってよかった、 M-Apesを選んでよかった、そんな気持ちで満たされています。 本当にありがとうございました。