大手塾下位クラス(6年生の5月)→偏差値56の学校にご進学

集団塾からメイプスに6年生のGW前、 転塾しました。
紆余曲折あり、本人がメイプスで頑張りたいと言ったのが入塾の決め手でした。

我が子は、ご多分にもれず鳴かず飛ばずの子でした。
勉強は何をやっても右から左。
口癖は「忘れた。」

やる気がないわけじゃない。 でも、 いつかできるだろうくらい思っているのか?
嘘でしょ?一緒にやったじゃん!!
何度言った事でしょう。

このスパイラルに変化が出たのが冬期講習からです。
メイプスでは4教科、 確認LINEが毎晩ありました。
一緒に読み、説明してもらう。至ってシンプル。
答えは夜に私が事前に確認していましたが、理解していない説明できないものは
メイプスに全てお願いしていました。
これを繰り返すうちに、本人も上手く説明できないものに対して 「これ先生に聞いてくる」 と自ら質問するようになり意識が変わりました。

この作業、 先生からすれば大変だったと思いますが子供の意識が変わりました。

この確認ラインと授業でまとめた読解文の注意事項を引っ提げて人生初の受験に向かいました。(埼玉受験)
私からすれば、なぜそれを持っていく?! (お宝ノート持って行って!)
でしたが、本人からすればそれはお守りでもあり、基本に忠実に戻るアイテムだったのだと思います。

正直初戦から試練になると覚悟を決めていた受験でした。

ですが蓋をあけてみると、、、、 びっくりする内容だったので、一目散にメイプスに連絡しました。
どうして合格したんだろう?すごい!
これが正直な感想でした。

そして、千葉校のご相談を先生方にしました。
主人は千葉校はいらないんじゃないか?という考えでした。
私も中学受験をした事がないので、千葉校の感覚がわかりません。
ですが、保護者会で先生が
「千葉は雰囲気が違う。そして1月に○と×を持たせて2月に挑ませたい」と仰っていた事が気になるのです。

全勝して受験を終える家庭もあるかとおもいますが、我が家の場合それは危険だとおもいました。 気持ちが緩むタイプだからです。

不合格覚悟の千葉受験ですが、 より高い偏差値帯の学校を受験校にさせていただきました。

主人は「今、上り調子なんだから、あえて挑戦せずに合格圏内を受験すれば?」と言っていました。
ですが、私には先生の○と×を持たせてあげたいという言葉が引っかかっていた事、 本命は2月校だからこそ2月に照準を充てた最善策を練ってあげる事が全てでした。

見事に残念な結果を得るのですが、これがまたきっかけになりました。
本人は当然、ショックを受けて涙目です。
前日まで必死に勉強した証ですね。
先生方がGOサインを出した学校は受かると信じて先生と勉強していました。
ですが間に合わなかった。
私も頭ではわかってはいたけど、受けるからには合格させたかったのが本音です。

でもこれが、糧になりました。
千葉の結果を知ってすぐに2月校に向けて過去問に挑むのですが、「千葉校やってきたから、簡単だった」と発言する様になりました。

点数はとれていないのですが、、、、簡単に感じるのです。

更に、第二志望校の算数は別人の解答か?というくらい出来がよい解答をたたき出します。
朝から夜までメイプスに預けていたので、もう子供が何をしてきたのか?さっぱりわかりませんが、なぜか良い点をとる。

ですが、おさえの学校の過去問を試験3日前に取り組むのですが、 先生が悲鳴をあげる点数を出すんですね。。。。
「先生、この点数見てびっくりしちゃうだろうな」 と言っていました。
子供には、 既に過去の低い点数は遠い昔。 むしろ抹消されているのか?
その頃の我が子は「自分は点数取れる」 という意識に変わっていたのでしょう。
低い点数に違和感を持てるようになっていました。
見事に、この3日間で安全校の点数も上がりました。

そして2月1日
おさえの学校も、しっかり合格に導いてくれました。 もう感謝しかありません。

そして全員の大本命の2日。
「今日が僕の本番だから」

そう言い放って気合十分で向かった受験でしたが、フラれてしまいました。
そして、 初めて心が折れました。

不合格の結果を見てから勉強に身が入っていない。
寝転がってプリントを眺めているだけ。

まだチャンスがある学校なのに、、なぜ??
ここで心折れてどうする!まだチャンスあるよ!

この日は早めに寝かせました。
寝ることで切り替えてくれたらいいなと思ったからです。

でも翌朝、上手く気持ちが切り替えられず、これまたやる気がない。

そこで思い出したのが、 面談の時の先生の言葉です。
「埼玉校は駅から遠いからバスもあるけど、 頭がすっきりするから 「歩くのもおすすめ」。」

案の定、 我が家は埼玉校歩いていきました。
そのおかげで私もリラックスして会話を楽しめました。

なので、急遽、 朝の様子をみて気持ちの切り替えに前日とは違うルートで学校まで歩く事にしたのです。
すると見える景色も違うので、 学校周辺の新たな発見ができ、たわいもない会話に花が咲きました。 できる事はやった、後は今まで本人が努力してきたのだから試験問題を前にしたら自然と鉛筆が動く!自然と頑張る脳みそになっているはず! と信じて試験会場に送り出しました。
メイプス語録に 「計算問題は寝ぼけていても正解しろ」 という言葉があった気がします。
その考えと一緒で、やる気がなくても試験問題を見たら嫌でも正解を出したくなる脳になっていると信じました。

結果ここでも見事に合格をいただきました。 これこそ毎日先生と勉強した努力が報われた気分でした。
一緒に勉強したからこそ、本番で動く脳ができたと思っています。

今では妹の勉強を教える時、 「忘れた」発言は出ません(笑)。
むしろ、メイプスイズムが浸透しているのか?やたら「左手」 「しっかり読むー」 と言います。

メイプスは、 本当にお父さんお母さんの様な温かい塾でした。
どんな状況も受け入れてくれて、一緒になって考えてくれます。
真剣な話し合いも、 私には楽しかった!!
それは、至らぬ点も多かったであろう私をお二人がいつも優しく受け止めて接してくれていたからだと思います。
私にとっても、帰る場所のような存在でした。

「メイプスの新記録更新したよー!」
笑顔でメイプスから帰宅する姿はもう見られませんが、 親子共にとても濃い時間を過ごさせていただきました。
「メイプス生代表だから!」
そう言って試験会場に入っていく姿が懐かしいです。

最後の最後まで伴走していただき有難うございました!これからもお体を大事にして沢山の生徒さんを悔いのない受験に導いてほしいです。
そして、卒業した生徒さんと保護者さんを引き続き見守ってくれるとうれしいです。
いつまでも、かげながら応援しています。